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グラな日々 -カヤックを趣味にしよう。コツやモノについてのあれこれ-

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ボートを脚で動かす

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雨でした。
しかも冷たい雨。
前日は20℃越えだったのに、
な ん だ よ こ の 寒 さ は !

通常なら3月いっぱいまでは雨天中止なのですが、ご予約のFさんは聞くまでもなく(笑)参加の意向なので、中BCクラスを開催しました。

Fさんの希望は刺し系&タテ系。
派手な技を繰り出せると、カッコイイですもんね。

でも、その技をするためには、
 リーンを保つ
 重心を意識する
 旋回の動作
といった、中級者でもやるごくごく基本的なことがベースになります。

***

というわけで、今回は
 脚(下半身)でボートを動かす
をテーマにやりました。

カヤックは上半身が見えているので、どうしても腕でパドルを漕いでしまいがち。
でも腕の筋肉はとても小さいので、大きなチカラは出せません。
腕漕ぎのままタテ系をやっていると、小さな筋肉に大きな負荷をかけるので、故障の原因にもなっちゃうのです。

大きなチカラを出すだめには、大きな筋肉の束(たば)を使いたいです。
「大きな筋肉の束」とは‥?

身体の中で一番たくさん筋肉が集まっているところは、胴体です。
いわゆる「体幹」と呼ばれているところですね。

まずはそこを使ってボートを動かしたいです!
加えて、脚(下半身)を使えるとさらにいいです。

脚は上半身に比べて大きな筋肉です。
逆立ちをして歩くのよりも、脚で歩くほうがだんぜんラクですよね?
だからパドリングも、脚を使ってボートを動かしたほうが、腕で動かそうとするよりもやっぱりラクなんです。

脚で動かすためには、ふたつの準備が必要。
 ① タメ
 ② 支点

① タメ
: 「タメ」とは、上半身と下半身の向きの違い。
ひねり戻す動きを使ってボートを動かします。
タメが小さいと、旋回の動作も小さくなり、その分を腕の動きで賄おうとしてしまいがち。

② 支点
: カヤックの外に支点を作れると、それをきっかけにしてボートを動かせます。
例えていうなら、支点がない状態は、ツルツルしている氷の上でふんばろうとするようなもの。
ガツンと支点ができるからこそ、脚で動かせます。

タメと支点を作ってから、脚でボートを動かす。
タメと支点を作ってから、脚でボートを動かす。
ちゃんとボートを進められてるひとは、これをワンパドルごとやっています。

その感覚がわかると、モリモリ動かせるようになります。
長時間漕ぎ続けても疲れにくいし、力強くも漕げる。

脚で漕ぐ‥習得したいですね。

***

今回参加のFさん。
疲れてきたときに、脚を意識しました。
そうすると、疲れきってヘロヘロでもぐんぐんボートを動かせていました。

身体のいろんなところを使ってパドリングできるようになると、疲れもへっちゃらになります!

***

グラビティは‥
● 初心者体験クラスも休まず開催しています。
● 中級者向けのソフトやハードが充実。
 伸び悩みを感じる、漕ぎ友達を探したい、など中級クラスからの参加もOKです。
 体幹や脚を使ってボートを動かす感覚が身につくと、これから始まる増水シーズンも楽しめることでしょう。
 水位の低い今だからこそ、基礎をみがこう!
● 3月までロール講習 はお休みです。中Bクラスの中で講習の最後にやっています。基本の見直しとともに、ロールスランプのかたもどうぞ。
● 刺し系だけの静水ドリル@タテ系や、サーフィン講習スピン講習など、やりたいことだけの集中講習もやっています。
 気軽にお問い合わせください。

by gravity-jp | 2016-03-09 16:00 | パドリング
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