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グラな日々 -カヤックを趣味にしよう。コツやモノについてのあれこれ-

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安藤太郎さん講習@静水

オリンピック競技でもあるスラロームの日本チームコーチの安藤太郎さんに、今年も講習をやっていただきました。
安藤太郎さん講習@静水_e0008207_19473198.jpg
第一弾は、@静水。
今までは、午前中に座学、午後からパドリングだったのですが、今回は趣向を変えて、パドリングテクニック中心の内容としました。

***

午前中は、フォワードストロークとスカーリング。
テーマは「水のキャッチ」。

まずはフォワードストロークで、「キャッチの意識」から。
棒高跳びのイメージで。
目線とボートの動かす方向の意識。
安藤太郎さん講習@静水_e0008207_19474501.jpg
次にスカーリングで「水をとらえる感覚の確認」。
ブレード使い。
軸手を押す方向。
一瞬でキャッチする。
支点を作る。

スカーリングのあと、再度、フォワードストローク。
みんな、水のキャッチが変わって力強くなりました。

***

後半は、「ボートの中心に乗る」。
ボートの中心の探し方。
ボートの中心の押さえ方。

ボートを前へ進めながら「ボトムに圧を作る
フォワードストロークでボートを進めながら、ボトムに圧を作り出していく。
それを踏まえて、ボトムをフラットにしつつ、同様に圧を作り出して前へ進める。

ボートのどこに水を当てるか?
リーンしながら内側に曲げる。
外側に曲げる。

最後に組み合わせ。
ラダー → キャッチ → ボートに圧を作り出しながら → 曲げる

***

太郎さんの教え方は、「手の位置がどう」とかっていうのではなく、ボートやパドルを水に対してどう動かしたいか?
そのためには身体をどう動かすとチカラを伝えられるか?伝えやすいかを見つけていく、というかんじ。
道具や身体の特徴は、それぞれ違いがあります。
自分自身でいろいろと試して探し出しなさい、というアドバイスでした。

また、プレイボートにも乗ることがあるので、「ウエーブでスピンしたいときに‥」とか「ブーフで着水するには‥」など、フリースタイルやクリーキングなどにもつながる説明もあって、練習課題がどこにつながっているのかがわかりやすかったです。

教え方も、はたで見ていて参考になるヒントがたくさんありました。
今後の講習にも取り入れていきます!
安藤太郎さん講習@静水_e0008207_19481220.jpg
川から上がってから、最後に撮った動画で講評。
ボートのバタつきがなくなって、いい位置に乗れるようになったり、パドリングが力強くなりました。
ただ、水のキャッチが今後の課題。
支点(水のキャッチ)を作り出すことで、大きな重心移動が可能となります。

あとから「ああ、このことか!」と発見がありますので、スカーリングやボートの圧などなど、感じながら漕いでいくといいです。

安藤太郎さん講習@静水_e0008207_19482670.jpg
今日は今年の冬一番の寒波到来!
上がるころにはジャケットが凍っていました。
うひー。

***

グラビティは‥
 伸び悩みを感じる、漕ぎ友達を探したい、など中級クラスからの参加もOKです。
 水から上がったあとは、動画での解説をしています。課題が明確になって、練習ポイントをつかみやすいです。
 水位の低い今だからこそ、基礎をみがこう!
● 12~3月のロール講習 中Bクラスの中でやっています。ロールスランプのかたもどうぞ。
● 基本ストロークをじっくり練習する静水ドリルや、刺し系だけの静水ドリル@タテ系や、サーフィン講習スピン講習など、やりたいことだけの集中講習もあります。

by gravity-jp | 2017-01-15 17:00 | パドリング
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