フィッティングってほんとにいろいろあって悩ましい。
ボートとのフィット感を増すには、膝周り、座骨、まずはこのふたつ。
膝は、力を抜いても軽くサイブレイスに当たっている程度にします。
シートの座面は滑ったりずれたりしないように。
座骨よりうしろのお尻の肉が下がらないように、シートの形も調整したいです。
必要であれば、お尻の下に5~10mm程度のパッドを敷きます。
ボートの乗り味が変わるのが、シートの高さと位置。
シートは、低くすると安定して、高くするとリーンしやすいです。
重心の位置が1cm上がっただけで、グラグラ感があります。
なので、川下り初心者は低めのシートフィッテイングにしたほうが、安定感があって余裕ができます。
では何のためにシートを高くするのか。
ボトムから重心までの距離が長くなるので、同じ動きをしても動作が大きくなります。
フリースタイルでは、重心を大きく動かしてボートの外側ぎりぎりまで載せるほど、大きなムーブをしやすいです。
重心位置を高くした方が、ボトムから重心までの距離が長くなるので、小さな動作で重心移動できます。
ダウンリバーではあまり高くはしないのですが、高くするとリーンの切り返しが早くなります。
シートを前にするか、後ろにするかは、目的によっていろいろ。
バウを刺したいときには前目にセットすることが多いです。
サーフィンなど食わしたくないときには、後ろ気味にセットすると、波に乗りやすいみたい。
スターンのエッジをひっかけやすかったり、バウのエッジに乗り込みやすかったり、好みで位置を調整します。
1cmずらすだけで、違うボートか?ってくらい乗り味が変わるボートもあります。
シートを上げるのか下げるのか、前へ出すのか後ろにするのか。
ボートの動きを感じとりながら、いろいろと試してみるといいです。
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Kさんが中古で買ったボートは、フリースタイルの日本代表選手が使っていたので、こだわりのフィッテイングでした。
でもそれは必ずしも万人にいいてわけではないです。
上達していくにつれて、ボートから受ける情報も増えてきます。
いろいろとやってみるといいですよ!
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グラビティは‥
伸び悩みを感じる、漕ぎ友達を探したい、など中級クラスからの参加もOKです。
水から上がったあとは、動画での解説をしています。課題が明確になって、練習ポイントをつかみやすいです。
水位の低い今だからこそ、基礎をみがこう!
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12~3月のロール講習 は中Bクラスの中でやっています。ロールスランプのかたもどうぞ。