パドルの持ち方は、いろんなポイントがありますが、体幹のチカラを活かすには、
もし二本の指だけで持つとしたら、どれとどれ?
がわかると、パドルからボートに伝えやすくなります。
一般的に、ものを持つときにイメージするのは、
親指と人さし指
だと思います。
残念ながらこの二本の指で持つと、腕だけで動かすパドリングになります。
実験してみると、一目瞭然。
親指と人さし指で持つと、押すのも、引くのも、どちらもチカラが入らないです。
チカラが入らないということは、強いチカラも出せません。
身体にムリなく漕ぐには、身体の中心からチカラを出せるように握りたいですね。
そのためには、フェザリングがとにかく大事になりますー。
親指と人さし指で握ってしまっているひとは、このフェザリングができていません。
中上級者でもできてないひとを見受けます。
肚のチカラをムリなく伝えやすいフォームにしていきましょう。
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雪の予報がなくなって、朝はうっすらと太陽が見えました。
昼頃からは空気がひんやりしてきました。
S水さん、前回に比べて見違えるくらいに体幹がしっかりできていました。
訊いてみると、ピラティスで教わった呼吸を使ったトレーニングをしているそうです。
重心もどっしりとして、体幹を使って漕げていました。
S藤さん、体幹はしっかりしているはずなので、とにかく「フェザリング」をクセにしましょう。
それさえできれば、肚で動かす感覚が身につきますよ。
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水位の低い今こそ、基本の見直しをしましょう。
静水でみっちりパドリングを磨く「
静水ドリル」もおすすめです。