今年も、太郎さん講習をやっていただきました。
冬の時期にほぼ毎年お願いしているのですが、常に進化しているのがすごいなーって思います。
今回の講習で印象に残ったのは、
● 道具もひともそれぞれ違う。特性を知れ。
パドルのブレードは、どこを使うと水をしっかり捕まえられるのか?
根本なのか?真ん中なのか?先端近くなのか?
ボートは、どこに水を当てるとどんな動きをするのか?
先端に近いところなのか?サイドカーブなのか?ロッカーが強くて当てられる場所が限られているのか?
自分が乗ったときにどこが真ん中なのか?
ひとだって、それぞれ。
一軸型なのか二軸型なのか?押しなのか引きなのか?
だから、「ひとつの正しいフォーム」というのは存在しないのかも。
目的とする動作があって、それに特性を踏まえて合わせていくかんじ。
● 重心だってひとつどころじゃない。
真ん中にのるのだけれど、目的に応じて上へ下へ移動させる。
● 自ら当てていけ
勢いが大事。
自分から仕掛けていくことで、コントロールしやすくなる。
動かされるのを待っていると、予測できない動きをすることがある。
周りの水よりも常に速く。
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「これが正しい」っていうのはまったくなくて、やればやるほどいろんなパターンの掛け合わせが存在してるのがわかる。
その中から選び取っていくかんじだ。
カヤックは物理でもあるけど、哲学でもあるのだな。
哲学したいひとも、歓迎しますよ。
冬は悩みながら漕ぎましょう。