流れに慣れていないと、ほんろうされる。
ボートのコントロールが乱れる。
なぜ、ほんろうされるのだろうか。
一番の原因は、「こうなるだろう」と思い込んでいるから。
だから曲がった(曲げられた)ときに、あわてるのです。
はじめから「曲がるだろう」と思っていると、案外うまくいく。
曲がろうとするボートの気配を感じられるので、早めに対処できるようになるから。
場数を踏むほど、コントロールできるようになっていく。
思い込みは、視界も狭くしてしまう。
なので、思わぬ動きをボートがすると、対応が遅れる。
自分を俯瞰で考えられるくらいに視界が広ければ、たとえ曲がったとしても帳尻合わせしやすい。
最終的に目的地へ向かえればいいのだし、心に余裕が出てくる。
フリースタイルでは、自分を俯瞰でイメージできると、力みがとれて動きやすい。
回そう、と自分本位の考えになってしまうと、水の動きを利用しにくいからだ。
また、自分の位置が把握しやすいので、スポットから落とされにくくなるようだ。
流れに慣れると、視界が広くなり、曲がろうとする動きを早めに察知できるようになって、コントロールできるようになってきます。
フリースタイルでも、ボートのようすがわかるので、次の動作を準備しやすい。
思い込みの罠、視界の罠、早めに抜け出せるといいです。
「メタ思考」については、この本がおすすめ!
カヤックに限らず、ヒントになること請け合いです。
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ネコヤナギが春を感じます。
マンツーマンだったので、基本からじっくりと。
曲がっても、行き先を見られるようになると、コントロールしやすくなりますね。
また次回、お待ちしています!