人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

グラな日々 -カヤックを趣味にしよう。コツやモノについてのあれこれ-

gravityjp.exblog.jp

シートのフィッティング

フィッティングってほんとにいろいろあって悩ましい。

ボートとのフィット感を増すには、膝周り、座骨、まずはこのふたつ。

膝は、力を抜いても軽くサイブレイスに当たっている程度にします。
シートの座面は滑ったりずれたりしないように。
座骨よりうしろのお尻の肉が下がらないように、シートの形も調整したいです。
必要であれば、お尻の下に5~10mm程度のパッドを敷きます。

ボートの乗り味が変わるのが、シートの高さと位置。

シートは、低くすると安定して、高くするとリーンしやすいです。
重心の位置が1cm上がっただけで、グラグラ感があります。
なので、川下り初心者は低めのシートフィッテイングにしたほうが、安定感があって余裕ができます。

では何のためにシートを高くするのか。

ボトムから重心までの距離が長くなるので、同じ動きをしても動作が大きくなります。

フリースタイルでは、重心を大きく動かしてボートの外側ぎりぎりまで載せるほど、大きなムーブをしやすいです。
重心位置を高くした方が、ボトムから重心までの距離が長くなるので、小さな動作で重心移動できます。
ダウンリバーではあまり高くはしないのですが、高くするとリーンの切り返しが早くなります。

シートを前にするか、後ろにするかは、目的によっていろいろ。
バウを刺したいときには前目にセットすることが多いです。
サーフィンなど食わしたくないときには、後ろ気味にセットすると、波に乗りやすいみたい。

スターンのエッジをひっかけやすかったり、バウのエッジに乗り込みやすかったり、好みで位置を調整します。
1cmずらすだけで、違うボートか?ってくらい乗り味が変わるボートもあります。

シートを上げるのか下げるのか、前へ出すのか後ろにするのか。
ボートの動きを感じとりながら、いろいろと試してみるといいです。

***

中Bクラスを開催。

Kさんが中古で買ったボートは、フリースタイルの日本代表選手が使っていたので、こだわりのフィッテイングでした。

でもそれは必ずしも万人にいいてわけではないです。
上達していくにつれて、ボートから受ける情報も増えてきます。
いろいろとやってみるといいですよ!
シートのフィッティング_e0008207_17374041.jpg

***

グラビティは‥
 伸び悩みを感じる、漕ぎ友達を探したい、など中級クラスからの参加もOKです。
 水から上がったあとは、動画での解説をしています。課題が明確になって、練習ポイントをつかみやすいです。
 水位の低い今だからこそ、基礎をみがこう!
● 12~3月のロール講習 中Bクラスの中でやっています。ロールスランプのかたもどうぞ。
● 刺し系だけの静水ドリル@タテ系や、サーフィン講習スピン講習など、やりたいことだけの集中講習もあります。

by gravity-jp | 2017-02-03 16:57 | モノのはなし
<< 陸上からのスカウティング 弓道とカヤック >>