初心者だけでなくて、中上級者でも怖いと思うことがあります。
怖い理由としては、
② 具体的に怖かった経験がある
のふたつ。
今回は経験者が感じる②の怖さについて。
例えば、増水した川でホールに捕まったり。
ひっくり返って流されたり。
そういった具体的に怖い経験をした場合。
怖さの対象は、かなりはっきりしています。
ホールや、強い流れなど。
経験者が怖いと思うのは、泳ぐ経験。
ロールが上がらないと、怖いですね。
「ロールが上がらないかも」といった心配が、もっとも恐怖を感じると思います。
ロールスランプってやつです。
それはもう別の記事で書いているので、今回は割愛します。
たとえロールが上がっても、ホールや白い波が怖い場合。
対処法は、主にふたつ。
確実に避けるルートファインディングと、パドリングテクニック。
怖いものが明確なわけですから、それに近寄らないことが第一です。
危険なところへ行ってしまうのは、まずライン取りが悪かったことが考えられます。
どの流れに乗ったらいいのか、だめなのかを判断するチカラです。
そしてそのルートをトレースできるパドリングテクニック。
流れよりも速く動かすフォワードストロークや、段差を超えるときのワンパドル、ボートの向きを変えられるスイープストロークなど。
それでもなお避ける自信がなかったら、潔くポーテージするのも「あり」だと思います。
やめる判断力も、とても大事です。
怖い目にあったあとの対処方法としては、小さいサイズから克服していく。
どうしても恐怖心がありますから、かんたんなレベルからちょっとずつ慣れていくといいです。
恐怖心が強いと、本来できていたことができなくなってしまうので、怖く感じないことから改めて場数を踏むといいです。
無理せず、自分の自信が持てるところで楽しんでいればいいと思いますよ。
そして挑戦しなおせば、確実に判断力も漕力もついていくので、レベルアップしていけます。
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紅葉がそろそろ終わりかけの御岳。
あたり一面に紅葉が敷き詰められて、キレイです。
夏の台風で怖かった思いをしてからの、リハビリ漕ぎ。
水のキャッチとフォワードストロークのチカラが増して、川下りがぐっと安定しました。
ちょっとずつ、取り戻して行きましょう!
またお待ちしています。
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暖かい時間帯に漕ぐので、寒くなく練習できます。
終わったあとは部屋の中で熱々の昼食が待ってます。