スラローマー、安藤太郎さんの講習。
今回のテーマは、「流れを読む、流れを使う」でした。
参加者は定員いっぱいの6人。
前半は、三つ岩あたりでライン取りの講習。
どの流れに乗せれば艇がどこへ動かされるか?を考えて下ります。
後半は、ダウンリバーしながらライン取りを考えて下ります。
普段通らないコースは、どの流れに乗ったらいいのか、艇を向け始めるタイミング、などなどを意識しないと行けません。
ブッフ(段差越え)の練習もやりました。
これはパドリングのタイミングとバウを浮かすこと。
イメージがつかめると、越えやすくなるみたいです。
今日の講習は一日、流れについて意識しながら艇に乗りました。
今は見えなくても、意識していくことによって、いいラインが「キラーン」と光って見えるようになります。
たくさん下ること、そして考えること、そのふたつが大事みたいです。
スラロームは、コンマ01を競うので、いかに効率よく流れを使うか?が余計な体力を使わないためには必要だそうです。
力で無理無理に動かしていると、後半疲れが出てタイムロスが出てくるためです。
タイムを競わないプレイボートでも水の力がうまく利用できれば、流れの強いところでこそ、思い通りに艇を動かせるようになります。
やってみてください。
それにしても・・「いいライン」というのは、奥が深いです。
普段は真ん中のドカンとした流れしか意識していないのですが、艇を動かす/動かされるためには、湧き上がりや岩の向こう側から流れ込んでいる小さな流れなどなど、いろんな水の動きを使うのだ、ということがわかりました。
それと、水の力を利用するためには、艇の角度のコントロールがすごく大事。
どのタイミングでどっちへ向けるか?が最終目的地から逆算してルート取りできるようになるのが、理想。
そのためには経験も大事だけれど、艇を確実に曲げるテクニックも同様に大事なのだ、と改めて思い知りました。
すごくためになる講習でした。