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グラな日々 -カヤックを趣味にしよう。コツやモノについてのあれこれ-

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太郎さん講習@流水・2019年版 後編

太郎さん講習、盛りだくさんになったので、後編です。

ある程度進められるようになったところで、「ボートに水を当てる」をやりました。

ボートの側面に水を当てたかったら、左右のリーン。
回転方向をコントロールするには、それに加えて前後のリーン。

まずは静水で、一定にリーンをして当てる場所を変えてボートの形状を使って動かします。
それぞれのボートのデザイン、パドラーの体重によって変わってくるので、自分のボートがどこに水があたったらどういう動きをするのか、を知っておくといいです。

***

次に、エッジの切り返し。

勢いをつけて、右から左へ、左から右へのリーン。
それまで当たっていた水を一旦開放して、ボートの違う部分へ当てていく動きです。

これは、ボートが進んでいる方向を変えたいときに使います。

切り返すポイントは、タイミング、そして荷重と抜重。
荷重と抜重がわかると、スキーのターンや自転車のバンプを使った動きのように、加速しながら方向を変えられます。

***

フォワードストロークでボートを進める。
リーンでボートに当たる水をコントロールする。
太郎さん講習@流水・2019年版 後編_e0008207_19363138.jpg
この2つを踏まえて流れへ。
フェリーグライドとエディキャッチをやりました。

流れでは、効果的にボートを動かしてくれる水がどこかを見極めることが大事。
それを明確にして、「当てにいく」こと。
また、漕ぐタイミングや水を当てていくボートの角度(その水を使ってどう動かしたいか?)も考えます。

***

上がったあとは、流水で撮った動画を見て解説。
動画で客観的に見ると、タイミングや当てる場所、角度などがわかりやすいですね。

そして、身体を使いやすいタイプの見分け方などもやりました。
 上重心 × 下重心
 一軸 × 二軸
 押すのが得意 × 引くのが得意
太郎さん講習@流水・2019年版 後編_e0008207_19402911.jpg
写真は、上重心なのか、下重心なのかを診断しているところ。
上重心だと2軸、下重心だと1軸の動きがやりやすい傾向がある。
また、ボートの真ん中を踏む感覚も、重心位置の高低で違いがある。

ひとによって得意な動きが違うので、身体のタイプがわかると、自分にあったフォームを見つけやすいようです。

いろんな要素がギュギュっと詰まった内容でした!
ダウンリバーだけでなく、フリースタイルでも使えるポイントがたくさんありました。
今はまだ気づけなくても、何年かたってから「!」となることもあります。
太郎さん講習@流水・2019年版 後編_e0008207_19364763.jpg
太郎さん、参加のみなさん、ありがとうございました。

# by gravity-jp | 2019-01-20 19:42 | イベント

太郎さん講習@流水・2019年版(前編)

今年も、スラローム競技日本代表のコーチでもある、安藤太郎さんによる講習を開催しました。

日々漕いでいると、自分自身でできるようになったことや教えながらの発見があって、講習の内容も進化しています。
太郎さんも同じで、年に一回ずつの講習を受けてみると、教える視点が変化していて、いつも目からウロコの気づきがあります。

印象に残ったのが、最初に語った、
どんなスポーツも大事なのが
 「タイミングと方向」
という言葉でした。

***

今回の参加者は、長年カヤックをやっているベテランのパドラーが多かったので、レベルの高い内容でした。

スラロームは速さを競う競技なので、速くボートを動かすには、できるだけ体力を使わずにボートを動かせると、有利です。
なので、水の動きに邪魔されない、逆に水の動きを利用して動かすテクニックを意識的にやっています。

また、パドルの小さな面積のブレードでコントロールするよりも、ボートに当たる水のほうが断然面積が広いので、効果が高いです。

「ボートに水を当ててコントロールする」
というのが今回のテーマ。

***

まずは静水で。
太郎さん講習@流水・2019年版(前編)_e0008207_19362540.jpg
ボートに水を当てていくには、推進力が必要です。

周りの水と同じスピードでボートが動いていると(相対速度が0だと)、水を当てていけません。
推進力を作るために、まずはフォワードストロークでちゃんとボートを動かせることが重要です。

フォワードストロークで大事なのが、ブレードの角度。
ブレードが垂直に近い角度で動かせる状態が、もっとも効率よく水をつかめます。

ブレードを垂直に入れるためには、どんなフォームならできるのか。
パドルを主体にして身体の動きを合わせていきます。

「水のキャッチが一番、難しい」
「水のキャッチがちゃんとできているひとは少ない」
それでは、どう水をとらえたらいいのか。
ひとによって、共感できる表現のしかたが違います。

水をとらえられるとブレードの位置がぶれなくなるので、ボートを進めやすくなります。
パドルを引くのではなくて、ボートを前へと動かす。
重心が、入れたブレードを追い越す意識があるといいです。

また、ボートの真ん中を「踏む」、もしくは真ん中に重心の塊が「いる」意識があると、
 水を受けたときに安定する
 次の動きに移りやすい
 荷重&抜重しやすい
です。

(後編へつづく)

# by gravity-jp | 2019-01-20 12:13 | イベント

ブレードは右手でコントロール

Aさんは、11月から約2ヶ月ぶりに参加!
お久しぶりですー。
寒さに備えてたくさん着込んできたAさん、元気に漕ぎました!

晴れて、日向はポカポカでした。

***

流れに出ていて「なんかうまく漕げていないな」というときには、水のキャッチをまずは意識してみるといいです。
うまくいかないときは、左側のキャッチがスカスカになってることが多いです。

リバーカヤックは、右と左と向きが違う方向にブレードが付いています。
なので、左右のブレードで水を捕まえていくにはコツが必要。

右は、固定。
左は、ずらす。

ただ、これだけだとちょっと水をとらえる感覚が薄いです。

そこで、右手で、左右のブレードをコントロールする意識を持つといいです。

右を漕ぐときには、右手で右ブレードをコントロール。
左を漕ぐときにも、右手で左ブレードをコントロール。

ここがわかると、左側もキャッチしやすくなります。
中級者は、スカーリングでやってみてもいいですね。
左を漕ぐときに左手がしっかり握っちゃってるひとは、左のキャッチがあやしいかも。
案外、中級者レベルでも左キャッチが甘いひとが多いです。
一度、確認してみるといいですよ。

***

パドリングをおさらいしたあとに、流れでの練習。
久しぶりだと、カンを取り戻す必要がありますね。
ブレードは右手でコントロール_e0008207_11025000.jpg
今回は、御岳小橋~沢井楓橋までのコース。
初めて下るコースは、ドキドキしますね。

最後にロール練習をちょっとだけやって終了。
案外寒くなかったそうで、次回は2月にお待ちしています!

***

グラビティは、冬もモリモリ講習を開催中!
基本をおさらいするのに、いい時期です。

中級からの参加も歓迎します。
なんとなく上達の壁を感じてる方、ぜひぜひ来てみてください。

# by gravity-jp | 2019-01-17 21:10 | パドリング

水のキャッチはボールを捕まえるように

平日講習!

冬型が強くても、だいじょうぶ!
御岳渓谷はちょうど南北を山に挟まれているので、北風が吹きにくい地形なのです。
天気さえよければ、おひさまがあたってポカポカ~。

ちなみに、御岳&奥多摩は太平洋側なので東京と同じタイミングで雨や雪が降ります。
西高東低の冬型になっても、日本海側のように雪は降りませんので、安心して遊びに来てくださいね。

***

流れの強いところで、ついついパタパタと漕いでしまいがち‥というUさん。
パドリングでボートの外側に支点を作れると、安定感が増します。
‥ということで、フォワードストロークをおさらいしました。

フォワードストロークやスイープストロークで大事なのが、水のキャッチ。
水を捕まえきれないとブレード面に手応えを感じないため、ついついパドルを引いた漕ぎ方になりがちです。

水のキャッチをするときに、
 水面近くに浮いている水のボールを捕まえに行く
といったイメージを持つといいです。
そのボールを「仮想ボール」と名付けておきます。

仮想ボールは、ハンドボール(調べてみたら直径20センチ弱。大きさは何種類かある)くらいの大きさのイメージです。
バレーボールよりも二回り小さいくらいかな。

キャッチは、水面近くに浮いている仮想ボールを片手で捕まえにいく感覚に近いです。
手のひらをブレードに置き換えると、わかりやすいかな。
スイカをスプーンで丸くくり抜くみたいなイメージでもあります。
ブレードで、仮想ボールを水中に押し付けたり、潰したりしないようにします。

その感覚がわかったら、左右に仮想ボールをブレードで捉えながら前へ。
次に、仮想ボールを逃さないように直接つかまえるイメージで、ブレードを刺します。

ここまでやると、ちゃんとつかめてる/つかめていないの感覚が、はっきり手応えの違いでわかるようになります。

***
水のキャッチはボールを捕まえるように_e0008207_11024288.jpg
キャッチ感がでてきたところで、ダウンリバー。
瀬の中、波の高いところでも慌てずに漕げるようになりました!
いいかんじでしたよ。

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グラビティの講習は、冬もモリモリ開催中!
パドリングの見直しをすると、いろんな発見があります。
ぜひぜひ!




# by gravity-jp | 2019-01-16 20:37 | パドリング

センスってなんだろう

真冬なのに、初心者クラスを開催!
白丸湖はダムのメンテナンスで水がないため、今回は柚木河原付近で乗りました。

リバーカヤックは色んな種類があるのですが、グラビティの講習で使っているのは「プレイボート」です。
障害物をすばやくよけられるように、回転性のとても高いボート。

流れの若干あるところで乗ると、くるくると回ってしまって、初心者は落ち着いて乗っていられません。
なので、小さな溜まりでしばらく練習しました。

***

センスってなんだろうな、と考えました。

さっと乗ってさっとできるタイプと、なかなか思うように動かせられないタイプといます。
前者が「センスある」って言われるタイプです。

でも、さっと乗ってさっとできるタイプの人は、上達が滞ることがあります。
最初にできた状態がいちばんバランスがとれているので、新しいことをしようとしたときに、そのバランスが崩れるからです。
だから例えば、「キャッチをしっかり」とか「動作をもっと大きく」とかやったときに、ままならなくなっちゃうことになります。

反対に、最初はなかなかうまく動かせられないタイプのひとは、しっかりキャッチができすぎていたり、動作が大きすぎていたりすることが多いです。
それぞれのバランスが調和してくると、ダイナミックかつしっかりとコントロールできるようになっています。

また、表面に意識が出てこないこともあります。
例えば、ブレードを刺すタイミングがすごくいいのに、水がキャッチできていなくて、ボートが動かないだけだったり。
できてる部分もあるんだけれど、部品がひとつ欠けていて完成に至っていないというか。

ああ、これは上級者になっても、同じですね。

ということで、最終的にはどっちも一緒なんですね。
できないなりにじっくりじっくりとやっていくと、同じように上達できますので!

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センスってなんだろう_e0008207_17590100.jpg
山梨から参加してくださったKさん、3回沈!
なんとかそれでもヘコタレずに乗りました。

次回はもっと直感的に動かせるようになると思います!
またお待ちしています。

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グラビティは、冬でもスクールをモリモリ開催中!
この時期だからこそ、少人数で(もしくはマンツーマンで)受けられます。

# by gravity-jp | 2019-01-14 16:48 | 教え方